和田浦(千葉外房)を訪れて【2021/7/25】

[ ■ 日々の事 ]

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小笠原諸島母島でザトウクジラの水中撮影をするにあたって、小笠原ホエールウォッチング協会の研究員の人とやり取りしているうちにクジラの“生態”から”国際問題”まで興味をもちこれに至った。そして国際問題である捕鯨だが、和田浦には国際問題とは無縁な別の世界があった。捕鯨問題を考える時、このギャップが実に重要になる。そしてみな鯨肉を好み、解体を楽しみにし、宿の人との会話でも「今日は揚がってないんで解体ないんです。残念ですね〜」「明日揚がって解体があるといいですね〜」というのが日常。
その土地に根付く伝統的なもので、継承さえているのなら、他の地域で行われているイルカ漁、ウミガメ漁も隠すことなく堂々とやればいいのにと思った。かつては他の地域でも子供にそういうのを見せていたと言う(と言いつつも愛護団体の妨害も活発でそうともいかないのだろう)。
和田浦に揚がるツチクジラ、その解体も何となく処刑場に上げられる感じがしたが、進むにつれて「あそこが旨い」という風に変わっていった。
ちなみにコロナウイルスの影響で間近で撮影することができなかったのが残念なことだった。2017年はホント、クジラの頭の先あたりで見られたのに・・・・・・。

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