環境活動は時として歪んだ正義になる。石垣島開発で想うこと【2021/8/26】

[ ■ 日々の事 ]

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小笠原諸島母島の海は写真のように豪快な地形が多く男勝り。
ところでJTBが石垣島で人口島を建設するらしく、署名サイトではたくさんの”反対”が集っている。石垣の人、沖縄の人以外に内地の人も反対しているのには驚く。石垣では恐らく”反対”する人の方が多く、”賛成”する人を上回ってると思う。もし白紙撤回になった場合、少なからずともいる賛成派(マイノリティ)ってどうなるんでしょうか?
昨日の地方議員勉強会の中でも話したこと。9月に小笠原諸島母島で『World Cleanup Day』にあわせて清掃活動を実施する予定だった。清掃自体はまったくもって簡単なこと。しかし島外の人間が来て「島の美化のため!」とやっていくのはおかしな話。なので清掃作業よりもいかに島の人とコラボできるか、いつも企画しておきならが恐縮する気持ちの方が大きい。それはミクロネシアでも同じ。「そんならやんなきゃ良いじゃん」ってなるんだけど、カメラマンとして美化の維持という気持ちもある。
正義感を振りかざし、いくら自然環境のためと言えども、少数派のようにそこからこぼれる人もいるということを知っておいた方が良いと思っている。その正義感は時として歪んでしまい、太地を占拠している環境ファシズムと変わらないと思っているのだが・・・・・・。モノを言えることは良いことだが、署名サイトってどことなく集団リンチっぽくて怖い。石垣の件はまずは島内でしっかりと議論してもらいたいと願う。
そして実現しなかったとは言え、部外者である自分の企画を受け入れてくれた母島の人たちには感謝してもしきれない。それはミクロネシアもまったく同じだ。

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