人間多様性【2021/9/1】
[ ■ 日々の事 ]
”種の多様性”、”生態系の多様性”、”遺伝子の多様性”からなるのが『生物多様性』。国、自治体ともこの生物多様性を保全すべく(やってんだかやってないんだかわからないが)施策を練っている。しかし生物多様性の重要性は20年前から言われていたにもかかわらず、啓蒙すらできていないのが現状だろう。そのしっぺ返しがコロナによるパンデミック。
生物多様性に密接するような感じで”民族の多様性”、”文化の多様性”、”歴史的背景の多様性”からなる『人間多様性』というものがあることを知らないと生物多様性なんか保全できないと思う(ちなみに人間多様性とその三つの多様性はすべて私の造語)。
ポイ捨てが当たり前のミクロネシアの人々。生物多様性にとっては良くないかも知れないが、良い悪い以前に、「自然を守ろう」と言う以前に彼らのことを知らないと問題は解決しない。逆の言い方をすると頭ごなしにミクロネシアの人々は環境破壊していてダメと言ってはいけないということだ。生物多様性はわかり易いようでわかりづらい。でも人間多様性を理解すればわかりやすいと思っている。写真はミクロネシア連邦コスラエ島でポイ捨てされている場所。しかしゴミもそうだが雨もすごい。