高家神社での庖丁式[動画]

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千葉県南房総市の千倉にある高家神社(たかべじんじゃ)は日本で唯一「料理の神様」を祀っていることで知られています。そして年に2回「庖丁式」というものがおこなわれ、食材という命あるものへの感謝の気持ちをあらわしております。その証しとしてさばくとき食材という命へは一切手を触れることがありません。またここには多くの飲食店関係の方も訪れ、使い古した包丁などの奉納もおこなっております。
日本人の自然に対する敬意というものがこういうところにも表れています。

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高家神社での庖丁式【2017/11/23】

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祭事はタイミング逃すと1年後とかになるので大雨の中行って来ました。
8月に行ったツチクジラの解体現場である和田浦から先に行った所にある千倉に高家神社(たかべじんじゃ)があります。日本で唯一「料理の神様」を祀った神社であります。その庖丁式の模様です。多くの調理関係者や飲食関係者が訪れる神社として知られており、包丁の奉納も行われております。
私が講師を務める専門学校は将来動物園、水族館での勤務を望む者が多いです。しかしそれらは国際的に批判の渦中にあります。「動物やイルカを囲い込んでいて自由を奪っているからけしからん」と言われています。そのような話しがネット上に出回ると情報収集力と判断力に乏しい若い子たちは「外国で言ってることだから確かだろう」と言う気になるのでは?以前、日本動物園水族館協会(JAZA)の専務理事の方と話しをした時も「全てを鵜呑みにしそれを信じるのが今の若い子」と苦言を呈していた。
ミクロネシアの人もそうですし、欧州だとケルト民族もそうでしょう、そして我々日本人も元来自然信仰というものがあります。私たちには「八百万の神」と言う言葉があるように、自然が身近でありそれへの敬意を忘れていません。食べるためには生命を殺すことをしますが、その食材になる生命への敬意を忘れていないのです。